香取神宮 2016

 

2016/04/01
3年ぶりに千葉県香取市、下総国一宮である香取神宮へ。
前回は拝殿の塗り替え工事中で全貌を見ることが出来なかった。


天気はくもり、時折吹く風が冷たかったが桜はだいぶ咲いてきており、境内に色を添えていた。
到着したのがお昼すぎだったので参道のそば屋「栄亀庵」で天ぷらそばを食べた。
食べている間、参道を眺めていたが平日ということもあってか通る人は少なかった。
お団子屋の看板犬であろう柴犬が居たので帰りにモフろうと決意し通り過ぎた。



Wi-Fi使えます


黒の拝殿は縁の金の飾りと相まって格好良かった。
参拝後ひいたおみくじは吉。
内容になんとなく思い至るところあり、心に留めておく。
いつもどおり紐に結んできた。
あとは境内をぶらぶら。

黒と金、いいなぁ

御本殿側

5分咲きの桜
小道
 御本殿の奥に続く道の先にはお茶屋と桜馬場という広場がある。
お茶屋には見晴らし台が付いており、自由に昇って良いとのことで遠慮無く昇ってみた。桜の間から微かに平野が覗いてみえた。正直見晴らしが良いというほどではないが、桜が満開になれば美しい眺めになるのかもしれない。
後で知ったが、ここには鹿苑もあるようだ。

ハート模様のある扉








拝殿に戻ってくると、小学生から中学生くらいの小さな巫女たちが舞の練習をしていた。背中に花笠を背負い、拍子木や歌に合わせてぎこちなく踊っていたが愛らしかった。
どうやら土日は御田植祭で、彼女たちは「田舞」の巫女だったようだ。

宮司さんは拝殿での祈祷、総門下での交通安全祈祷とせわしなく往復していた。






昨年寄贈された狛犬さん




要石と奥宮をみにいく。

苔の小道
のぼってんの?くだってんの?

鹿島神宮の要石は真ん中がくぼんでいたが、香取神宮の要石は普通に丸い石だ。
ひっそりとお賽銭に囲まれて鎮座していた。
ここから奥宮への道がわからずちょっと迷ってしまい、関係ない小さなお社にお参りしていた。

道標が木のウロに隠れがち
奥宮の近くに天真正伝香取神道流を起こした飯篠長威斎家直(いいざさちょういさいいえなお)公のお墓がある。
その説明看板をなんとなく読んでいると、境内を清掃していたおじさんが柵を乗り越え林の奥へ分け入って行った。広いところだから手入れも大変だろうなと眺めていると続いておばあさんが杖を手に林へ入ろうとしていたのだが、柵を乗り越えることはできないために腹ばいになって「よいしょ、よいしょ」と柵をくぐっていた。
私「大丈夫ですか?!」
おばあさん「大丈夫じゃないよ、もう95歳なんだよ◯△☓☆*..」
私「95!?元気ですね」
おばあさん「元気じゃないよ!元気なのはここだけ!」
と口を指したので私は笑い、彼女は何事かつぶやきながらおじさんの後を追っていった。
もっと入りやすい所はないのだろうか、それよりそんな歳になってまで作業しなくても良いと思うが何か事情があるのだろうか...。

奥宮は天気のせいもあって薄暗い雰囲気の中にあり、私の他に誰も居なかったので鳥居をくぐるのがちょっと怖くなった。が、鳥居の前に立つと急にピッと背筋が伸びた。
そのままスイスイとお社の前まで進み参拝をすませた。

来た道とは別の、急坂を下って行くと大鳥居の前に出た。
参道を戻り、お団子屋の柴犬をモフるまではいかなかったが挨拶はできた。

帰り道、道の駅水の郷さわらに寄り、おみやげを買った。
ここから眺める利根川は遠くまで見渡せて、とても迫力があるように感じられた。吹きつける風がすごく強かったせいもあるかもしれない。

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