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春風萬里荘へ

2023年10月
笠間市の山間にある春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)は元々、北鎌倉にあった北大路魯山人の住居を移築したもので、庭園、茶室と石庭がある。
この石庭の枯山水が観たくて行ってきた。
現地付近には看板が出ていたので分かりやすかったが、駐車場への道幅が狭いので慎重に進んだ。入館料は大人1,000円。
葦葺きの大きな古民家だ。
観光客は途切れることなく、ぽろぽろとやってきていた。
広ーい庭園



古民家の正面入口から入って靴を脱ぎ、茶室「夢境庵」へ。
控えの間から(左側にお茶用の水くみ場がある)
窓からの景観も計算したのかな

四畳半

正座して石庭を眺める
初めて茶室に入る体験ができて良かった。躙り口(にじりぐち)という小さな入口もくぐりたかったが、どこかぶつけて壊しそうで止めた。天井が低く狭い部屋でも、座ってみるとなんだか心落ち着く。

縁側のある部屋からの眺め

これは何砂利なんだろう


枯山水を眺めるための部屋には、吉永小百合さんがここで撮影したポスターが貼られていた。写真撮影が目的で来た人、縁側に座ってじっくり眺める人、あとは少しだけ眺めて去る人。枯山水はどうして魅力的なんだろう。ゲームの「Starfield」にも卓上枯山水がオブジェクトとしてあるから、どこか人の心を惹きつけるものがあるのだろう。
私は砂利をかいて作られる文様に見入ってしまう。いつか自分でかいてみたい。

広いお風呂場

竹を模した織部焼のタイルがおしゃれ

魯山人の手による陶器のアサガオ(小便器)

ステンドグラス窓

木煉瓦の床は歩きにくいけど素敵

コウモリが描かれた円卓

螺鈿細工の豪華な調度品

古い手鏡

玄関の軒下にいたイタチ?カワウソ?

庭園の奥の高台にある長屋門


古民家は魯山人さんによって、和洋とりまぜて改築されていた。自由な発想の人だったのだなと感じた。
目的の枯山水を脳裏に焼き付けて、笠間市をあとにした。

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