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田んぼアートと特別史跡さきたま古墳群@埼玉県行田市


 埼玉県 行田市が毎年開催している田んぼアートの今年の題材は「MINECRAFT(マインクラフト)」だ。マイクラ好きなら観ておきたいということで、会場である行田市の「古代蓮の里」へ行ってきた。

 天気はくもり。張り付くような湿気でじめじめしていた。駐車場料金500円。
蓮の花の時期は過ぎていたが、奥の蓮池ではまだぽつぽつと咲いていた。
また、園内にはうどんを主とする食事処とキッチンカー(米粉たこ焼き、ハラミ丼、ハンバーガーなど)、行田名物ゼリーフライ販売所が出店していた。

行田タワー
 敷地内に建つ行田タワーの展望台から田んぼアートを望める。タワー入場料は大人400円。エレベーターに乗り50m上へ。

入口のでかい看板。フォントがマイクラのやつ

MINECRAFTの田んぼアート
 展望台はそんなに広くはないが、お子様連れを中心に若者から高齢者まで多数の人でにぎわっていた。タワーから観る田んぼアートは素晴らしかった。デザインもいい。やっぱりクリーパー(中央上)はマイクラの顔だなぁ。色の濃さが異なる稲が明暗部にうまく配置されていて、ブタやオオカミが立体的に飛び出しているように感じられた。
ひとつひとつ、どのMOBかもよくわかる。最近のアプデで追加されたひよこも描かれている。
 撮影時のガラスの映り込みを無くすレフ板みたいなものが設置されていたので使ってみたが、うまく扱えず、反射を完全に消すことはできなかった。

 行田市の田んぼアートは世界最大としてギネス認定されている。また、MINECRAFTも最も売れているゲームとしてギネス世界記録になっていることから、今年のコラボにつながったそうだ。田んぼアート公式サイト
 展望台の壁に今回の田んぼアートの測量図が飾ってあった。タワーから見下ろしたときに正図になるように平面図上では歪んでいる。細かな測量点がびっしり描かれていた。
 写真を撮り終わり、下へ戻ろうかなというときに、雨がざっと降ってきた。
タワー内おみやげ売り場のマイクラPOP-UP STOREをひととおり見てから外へ出ると雨は止んでいた。

 田んぼの傍にも行けるとスタッフさんに聴いたので行ってみた。
4種くらいの稲が使われているみたい。稲穂がたわわに実っていた。

右下のMINECRAFTの文字のところ

実際の広さがわかる

蓮池もひとまわり。蓮の香りただよう

葉を突き破って咲いたらしい

 お昼ご飯はゼリーフライとアイスカフェラテ。ゼリーフライは行田名物で、おからとじゃがいもを使った衣のないコロッケだ。サクッ、ほくっと美味しかった。

1個170円
 生憎の天気でも観光客は途切れることなく来ていた。バスツアーで来たらしい60代以上の方々はマイクラをきっと知らないと思うが、楽しめたのだろうか。

 次はここからほど近い特別史跡さきたま古墳群へ。

さきたま史跡の博物館

 古墳群の只中に「さきたま史跡の博物館」が建っている。博物館への道の途中に「埼玉県名発祥の碑」がある。
 ここに来た目的は国宝の鉄剣を観るためだ。本館鑑賞券200円。
さきたま古墳群の一つである稲荷山古墳の埋葬施設から出土した副葬品は一括で国宝に指定されている。

鏡(稲荷山古墳出土)

ヒスイの勾玉(稲荷山古墳出土)

ベルトに付いていた帯金具。竜と鳥の彫刻がある。

金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん) おもて

金錯銘鉄剣 うら

金錯銘鉄剣 最初の文字「辛亥年七月」

 鉄剣には金の象嵌で文字が書かれている。とても細い線だが、形がはっきりとわかる。
表裏面合わせて115文字。辛亥年は西暦471年と考えられている。内容は、稲荷山古墳に埋葬されていた「ヲワケ」という人の先祖代々の名前と、ワカタケル大王の親衛隊長だったことが綴られている。現代は当たり前のように墓碑銘があるけれど、古墳時代の被葬者の名が判明することはとても貴重なことだ。つくったひとえらい!

「馬冑(ばちゅう)」と呼ばれる、鉄製の馬用カブト。将軍山古墳出土
全国に3例しかない。


エガちゃんの物申すポーズが頭に浮かんだ

 展示室をひと通り鑑賞し終わった頃、ボランティアさんによるさきたま古墳群の解説時間となり、参加した。
担当のおじさまの話はわかりやすく、集まった人たちは皆相槌を打ちつつ聞き入っていた。15分の解説が終わり、皆で拍手した。

 将軍山古墳展示館の閉館時間が迫っていたので足早に向かう。

埴輪(レプリカ)が並べられている将軍山古墳

前方後円墳の将軍山古墳

 将軍山古墳の東側、くびれた部分に展示館の入口があり、さきたま史跡の博物館のチケットで入場できる。再現された横穴式石室内部には横たえられた古墳の主を囲むように副葬品がきれいに並べられていた。
 お隣の稲荷山古墳は登ることができる。次から次へと訪れた人たちが頂へ登り、降りてくる。古墳は登るのにちょうどいい高さなのだ。登りたくなってしまうのだ。ここは以前からこんなに人気スポットだったのだろうか。

稲荷山古墳の後円部から前方部を見る

稲荷山古墳

丸墓山古墳

 丸墓山古墳(直径105m)は最近まで国内最大だったが、奈良県の富雄丸山古墳は最新調査で直径109mであると判明し、丸墓山古墳は「最大級」と改めることになった。と、ガイドのおじさまに習った。
ここもてっぺんまで登れるのだが体力がゴミのためあきらめた。

彼岸花が咲き始めていた

 おみやげ屋さん「さきたまテラス」で買い物をして帰路についた。

 翌週、再び古墳公園へ。それはなぜか。
お店に傘を置き忘れたからだ!

 無事傘を受け取った後、せっかくなので公園近くの前玉神社(さきたまじんじゃ)へお参りする。

本殿は浅間塚古墳の上に鎮座する

猫の形の風鈴

 ここには看板猫たちがいる。この日はテンという雄猫が参道でくつろいでいた。近づいて手を差し出すとガっとつかまれて甘噛とけりけりをされた。つづいてもう片方の腕もおかわり。不機嫌だったのか。
 御朱印や絵馬、おみくじも猫モチーフだ。絵馬は猫の頭の形になっており、皆それぞれに顔を描いている。ちいかわのハチワレもいた。おみくじには看板猫ごとに箱が用意されてあり、好きな子の箱から引けるようになっている。テンくんの箱から引いたら大吉だった。
ありがとうテンくん。
 帰り際、(おっ、帰るのか。見送るぜ)と言わんばかりに近づいてきて撫でさせてくれた。

 隣接する和菓子屋「金澤製菓」で「ねこもなか」や「古墳まんじゅう」など購入。
定期的に来る「あんこ食べたい欲」が満たされる。


 古墳公園へ戻り、先週登るのを諦めた丸墓山古墳へ。
石田三成が忍城を水攻めにする際、陣を張ったという場所だ。頂上から忍城が確かに見えた。

円墳 丸墓山古墳

丸墓山古墳から忍城を望む

将軍山古墳

稲荷山古墳と行田タワー(左上)

思ったより高い

味のある地図

 予期せず2週連続になったが楽しかった。

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