能登半島 2泊3日 2日目(5)

午後3時40分くらい 白米の千枚田

しろよね バス停(はくまい)ではない。(しろよね)と読む。
眼前が海の棚田で有名な所。道の駅「千枚田」が整備されているが駐車場がいっぱいで、少し離れた臨時駐車場を利用した。
道の駅には定番のソフトクリームが売られている。この時はブルーベリー味と、ポン菓子がトッピングされたお米味の2種類あった。
本当はここで夕焼けを撮るつもりだったけれど、早く着き過ぎてしまった。
小さな田んぼが集まって模様になっている












望遠鏡(有料)が設置されている散策道の始点そして終点

棚田には散策道があるので海風に吹かれながらゆっくりと見て回る。
案内板によると、田んぼが千枚あるから千枚田、が実際は1,004枚らしい。
また、ひとつひとつが「狭い田」だからせんまい田という説もある。

千枚田の案内板田は山の上までつづく

下まで降りるとすぐ海

きれいな階段上になっている海の青と田の緑


レンゲの花水路にはタニシが住み、トンボやスズメが飛び交う。ま、うちの周りも同じ感じだけど、この地形と目の前の風景は独特だ。遠目ではなだらかだったが、実際歩いてみると勾配がきついことがわかった。そのうえ形の均一でない田を管理するのは易しいことではないんだね。
波打ち際に近い田んぼには名前入りの木札がささっている。
これはオーナー制度によるもので、個人・企業が費用を出して棚田を守っていくというもの。


 夕暮れが近づくにつれ観光客もまばらになり、道の駅は5時で店じまい。
風が強くなり雲が出てきた。もしかしたら太陽が隠れてしまうかもしれない。

バスの待合所に(甘い言葉に気をつけろ)という看板木造の待合所

宿泊先へ向かうにも早い時間だったので、夕焼けが撮れそうな場所を探して西へ向かうことにした。

午後5時45分 琴ヶ浜海岸

琴ヶ浜海岸の夕暮れ

なかなか沈まないなと思いながら走っていたら、ホテルのある輪島市を通りすぎて千枚田から40kmくらい西まで来てしまった。
「泣き砂」の看板に惹かれて琴ヶ浜海岸で夕焼けを待つことに決める。
海岸を見渡せるベンチにおばさんが1人休んでいるのが見えた。ほかには誰もいない。


残念ながら雲が出てしまっていたが、光が漏れて綺麗だったのでカメラを持ち、浜辺へ下りようとおばさんの方へ近づいた。信じられないことが起きた。
ベンチにいたのは「おばさん」ではなく「若い男性」だったのだ。
あり得ない見間違いだ。視力はふつうだ。
こちらに背を向けていて、疲れた感じで休んでいる、中高年の女性に見えたのに。
年齢も性別もまるきり違うじゃないか。
私はかなり動揺してしまい浜辺へ下りる気が失せた。
しかしせっかく来たので少しだけ撮影してその場をあとにした。

午後6時45分 西保海岸 ゾウゾウ鼻

ゾウゾウ鼻
右のとんがった所がゾウゾウ鼻
夕焼けの撮影はあきらめたが、日が沈みきる前に輪島市近くの海岸へ来てみた。
西保海岸への道は幅が狭く、見通しの悪い片側車線の箇所もあるため注意が必要だ。
崖に沿った道のカーブに「ゾウゾウ鼻」を見下ろせるスポット(駐車場・展望台)がある。
トンビが岩場を飛んでいるくらいでかなり寂しい場所だ。こんな時間に来るような人はいないのだろう。
展望台にのぼりゾウゾウ鼻の案内板を見て、象の鼻みたいだからというのはわかった。でも「ゾウゾウ」となぜ2回続けるのかは書かれていない。
大事なことなので?

展望台から見る夕焼け

 輪島朝市近くのホテルにチェックイン後、晩ご飯を食べに出たものの、8時を過ぎてお店はほとんど閉まっていた。朝市周辺にはコンビニもなかった。
ホテル内に食事処もあったが自販機でスナックを購入。結局この日食べたのはジェラートとおからドーナツとポテトチップスのみ。
大浴場が貸切状態だったのが良かったな。

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