能登半島 2泊3日 3日目(1)

<3日目>
輪島〜羽咋〜金沢

午前10時 琴ヶ浜

最終日。帰りの電車は午後5時17分発。それまでに金沢駅に着けばいい。
昨日、満足に見られなかった琴ヶ浜に再度行ってみることにした。
途中、道の駅「赤神(あかかみ)」に立ち寄る。
ここの販売所内には実物の灯台のレンズが展示されている。これは2007年の能登半島地震で破損した猿山岬灯台のもの。2メートル以上の高さで、レンズがウロコのように重なっていて、間近で見てもどこに何が反射して写っているのかわからない不思議な感覚を味わえる。写真撮っておけば良かったなぁ。

琴ヶ浜といえば鳴き砂ということで、すり足で試してみたがうまくいかなかった。コツがいるのかな。
山側に海の家が1軒建ち、遊泳可能の旗がバタバタ風にゆれていた。しかし海水浴をする人はいない。浜辺に下りてくる観光客はみんな鳴き砂を試すか、記念写真を撮るくらいだった。



鳴き砂の浜歌舞伎揚みたいなゴツゴツした岩


立ち入り禁止のどうくつ砂のアップ


翡翠色の波打ち際荒々しい表面の崖


浜辺にどっしりかまえる岩隣の浜に通じる?どうくつ

 海の家からは昭和の歌謡曲が流れてくる。テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」「夜来香」とか、渋すぎる。管理人のおじさんの好みじゃないだろうか。
海岸の左には岩山と立入禁止のどうくつがある。昔は中に入れたようなので、これも地震の影響かもしれない。
フィルタ「押し出し」
それにしてもPhotoshopのフィルタ「押し出し」そっくりな岩肌が面白い。








午前10時40分 増穂浦(ますほがうら)

コウボウムギ
道の駅「とぎ海街道」から浜辺へ。
「とぎ」は町の名前「富来」からきている。
増穂浦は「日本の水浴場88選」に入っているだけあって、とても綺麗なところだ。波も静かで穏やかだし。
また、ギネスブックに載った「世界一長いベンチ」も見どころのひとつ。
長ーーーいベンチ 始点

終点
ベンチは海岸に沿うようにずっとつながっている。浜辺から数段高い位置にあるので眺めは最高だ。暑いけど。
波打ち際には小さな貝や流れ着いたゴミ、流木があちこちに散らばっている。とりわけ貝殻の数はハンパない。「日本小貝三名所」のひとつとして偽りはない。

さまざまな種類の貝殻
気に入ったものを並べてみる
波打ち際貝殻のじゅうたん

流木と鳥竹やサクラ?の流木

ハングル文字の薬品びん波とたわむれる流木

水平線

スカシカシパンとか貝殻のじゅうたんがいつまでもつづく

オカメブンブク?

浜辺にできた水たまり砂まみれの足


時間を忘れて貝殻集めに夢中になる。
スカシカシパンは特にお気に入りだ。スカシカシパンは薄くてとても壊れやすい。スカシカシパン。言いたくなるな、スカシカシパン。
写真を撮って満足したので貝殻はそのままにする。
暑さに頭が茹だってきたところで道の駅へもどる。来た時よりも海水浴客が増えていた。バーベキューを始めた人たちもいる。

浜辺を見下ろす

この道の駅名物「男爵ソフトクリーム」をいただく。
塩を振るといっそうおいしいというのでその通りにすると、甘さが引き立ち、うまい。スイカに塩と同じ原理。イモの味もちゃんとする。
おみやげの中にサクラ貝をボトルに詰めたものがたくさん売られていて買おうか迷ったがやめた。浜辺で見つからなかったのは・・・?




砂まみれの足を叩いて砂を落とし、金沢方面へさらに南下する。


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