スキップしてメイン コンテンツに移動

屋久島編 7 縄文杉登山 -(2)トロッコ線路の登山道

   午前6時30分、荒川登山口到着。
トイレを済ませたあと、周りの人のマネをして軽く準備体操。往路4時間の登山スタート!
まずは「小杉谷集落跡」をめざす。所要40分。登山道は昔、屋久杉の運搬に使用されたトロッコの線路である。枕木の間隔と歩調がずれるので歩きにくい。つまづきやすいから注意が必要だ。

 最初に渡る橋は、左右にワイヤーが張ってある。枕木の間から下が丸見え。
眼下の川の水量は少なく、かわりに大川の滝で見たようなでっかい石がごろごろしていた。
橋を渡ってすぐに岩のトンネルをくぐる。
次に渡る橋にはもうワイヤーがない。
幅は十分にあるものの、橋の上で立ち止まっているのは少しだけ怖かった。


でっかい石をずっと見ていると遠近感に違和感が生じる。その石のうえで早くも朝ごはんを広げているグループがいた。

 サクサク進んで、いくつかのグループを追い越す。線路を降りて先頭に出たり、最後尾の人が気づいてわざわざ端に寄ってくださったり。
追い越すたびに「おはようございます。」とか「ありがとうございます。」とあいさつを交わした。
気持ちがいいものだ。
前にまた隊列が見えてくると、ずっと後ろにくっついているのが悪い気がしてきて、体力に余裕があるうちは追い越しまくった。

 いつのまにか、前後には誰もいなくなった。
セミの声と沢のザーという音、それから鳥の声。
初日に環境文化村センターで覚えた鳥の声と同じ声が聞こえた。姿は見えなかったけれどうれしかった。
どんどん山は深くなる。濃い緑の独特な香り。あちこちで湧き水が流れていた。
覆うような木の枝の間から空を見たら青空だった。
1日暑くなりそうだと思った。

つづきを読む

コメント

このブログの人気の投稿

能登半島 2泊3日 2日目(3)

午後1時 珠洲岬 珠洲岬から見える灯台 能登半島最北端の途中、空中展望台のある珠洲岬に寄ってみる。ここへは車で行けるが、入口が分かりにくい。「日本三大パワースポット」の看板があるが、最初は通りすぎてしまった。展望台への道幅は狭く、譲り合わないといけない箇所もある。 崖下に建つランプの宿 ここには有名な「ランプの宿」がある。 よくこんな場所に建てたなと思わずにいられない。パワースポット関係なく、この宿を見るだけでもこの場所に来る価値があると思う。

能登半島 2泊3日 2日目(2)

午後12時すぎ 須須神社 日本海に向かって建つ鳥居 奥能登・珠洲の須須神社は、縁結びと災難除けのご神徳があるらしい。 参道入口にある広場に車を止めて、社殿へ向かう。 入口を守る狛犬の「阿」のほうは懐に子こまいぬがいる。かわいい。 本殿への入口

群馬県の一之宮「貫前神社」へ

上州一之宮「貫前(ぬきさき)神社」お参り 2019年9月15日(日) 前々から気になっていた群馬県立自然史博物館に行くことにした。 Google Mapでルートを確認してみると、近くに「一之宮」の文字を発見。 御朱印を集める趣味は無いが、お参りすることが好きなので、優先順位を変えてまずは貫前神社へ向かった。