スキップしてメイン コンテンツに移動

屋久島編 8 縄文杉登山 -(3)小杉谷の集落跡でひと休憩

  午前7時14分。小杉谷休憩小屋に到着。
すでに到着した人たちが水を汲み足したりして休憩していた。ガイドブックにある所要時間どおりだけれど自分ではちょっと早めのペースだった。

 小杉谷の集落は昭和45年まで屋久杉の伐採、加工を生業とする人たちが住んでいた所。今は線路と森林以外なにもない山奥で、たくさんの人が生活して、ここで亡くなった人もいたんだろうなと思うと不思議な気持ちがした。小、中学校の跡地はフットサルが出来るくらいの原っぱだった。
当時の生活の足はやはりトロッコだったらしく、お母さんと子どもがトロッコに乗って買い出しに向かう写真があった。

小中学校跡地へ続く線路
 小杉谷は伐採するだけではなく植林も行っていた。今だけではなく、未来にも森を残そうとちゃんと考えていた。屋久杉のようにたくましく育つには途方もない歳月がいるけれど。

 5分ほど休憩した後、小杉谷休憩所を出発。次の目標地点は「三代杉」。

 湧き水が長い間流れたところは地面を削って小さな沢になる。線路を引くためそこには橋がかけられる。丸太を渡して組んだだけの橋。その手前に「木橋1号」と書かれた杭が打ち込まれているのを見つけた。先へ進むと同じような丸太の橋に何度か出会う。手前にはやはり「木橋2号」3号…と続いた。「木橋」というそのまんまなネーミングが名字に思えてきて親しみがわいてきた私は「君」付けで呼ぶことにした。

つまり、「やぁ、君は木橋君○号だね」。
結局、木橋君は7号か8号までいたと思う。

木橋君

コメント

このブログの人気の投稿

能登半島 2泊3日 2日目(3)

午後1時 珠洲岬 珠洲岬から見える灯台 能登半島最北端の途中、空中展望台のある珠洲岬に寄ってみる。ここへは車で行けるが、入口が分かりにくい。「日本三大パワースポット」の看板があるが、最初は通りすぎてしまった。展望台への道幅は狭く、譲り合わないといけない箇所もある。 崖下に建つランプの宿 ここには有名な「ランプの宿」がある。 よくこんな場所に建てたなと思わずにいられない。パワースポット関係なく、この宿を見るだけでもこの場所に来る価値があると思う。

能登半島 2泊3日 2日目(2)

午後12時すぎ 須須神社 日本海に向かって建つ鳥居 奥能登・珠洲の須須神社は、縁結びと災難除けのご神徳があるらしい。 参道入口にある広場に車を止めて、社殿へ向かう。 入口を守る狛犬の「阿」のほうは懐に子こまいぬがいる。かわいい。 本殿への入口

群馬県の一之宮「貫前神社」へ

上州一之宮「貫前(ぬきさき)神社」お参り 2019年9月15日(日) 前々から気になっていた群馬県立自然史博物館に行くことにした。 Google Mapでルートを確認してみると、近くに「一之宮」の文字を発見。 御朱印を集める趣味は無いが、お参りすることが好きなので、優先順位を変えてまずは貫前神社へ向かった。