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屋久島編 11 縄文杉登山 -(6)長袖を指摘される

  午前10時。「大王杉」到着。
縄文杉が発見されるまでは最長老だったそうだ。推定3000歳。
幹に耳を当てたら水を吸い上げる音が聞こえるかなと思ってやってみた。ひんやりした樹肌の感触がしたけれど音は聞こえなかった。

 午前10時8分。「夫婦杉」到着。

2本の樹が1本の枝でつながっていた。大きさからして右側が夫だろうか。手をつないでいるというよりも、妻の肩に手をおいて立っている様子を想像した。

 いよいよ次が最終地点「縄文杉」である。
世界最大の杉がどれほどのものなのかわくわくする。自分に何か変化が起きるような、何かをもたらすかもしれないという期待感。
 ハァハァ荒い息をつきながら登っていると前から親子が軽快に降りてきた。もう、縄文杉を観てきたのだろうか。
「こんにちはー」とあいさつを交わすと、お父さんがハツラツと私に言う。
「暑そうだねぇ、長袖だもんなァ。まァ、ゆっくりいってらっしゃい。」
そして息子さんと一緒に慣れた足取りで降りて行ってしまった。
…そういえば、今まですれ違った人たちに長袖の人は2人くらい?
なんで自分は長袖なんだろう?ガイドブックには雨が多いとあったし、山の天気は変わりやすいから冷えないようにと思ったんだっけ。
でも空はピーカン。汗だくで歩いてきた自分は何なのか。それでもしばらくは長袖のままでいた。

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